「デザインパーマ」と「デジタルパーマ」、どちらも髪にカールやウェーブをつけるパーマですが、その仕上がりや施術方法には違いがあります。 デザインパーマとデジタルパーマの違い を理解することで、あなたのなりたいスタイルにぴったりのパーマを選ぶことができるでしょう。
パーマの基本:デザインパーマとデジタルパーマの仕組みの違い
まずは、それぞれのパーマがどのようにカールを作り出すのか、その基本的な仕組みから見ていきましょう。デザインパーマは、ロッドを巻く方法や薬剤の塗布方法を工夫することで、様々なカールデザインを作り出すことが可能です。髪質やなりたいイメージに合わせて、スタイリストさんが細かく調整してくれます。
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デザインパーマのメリット
- 多様なカール表現が可能
- 根元から毛先にかけて自然な流れを作りやすい
- スタイリング剤の選び方で仕上がりの質感を変えられる
一方、デジタルパーマは、専用のロッドに熱を加えてカールを形状記憶させるのが特徴です。そのため、乾いた状態でもしっかりとしたカールが出やすく、パーマをかけたてのような状態をキープしやすいと言えます。
ここでは、それぞれのパーマの特性をまとめた表を見てみましょう。
| デザインパーマ | デジタルパーマ | |
|---|---|---|
| カールのつき方 | 濡れている時にカールが出やすく、乾くとゆるやかになる傾向。 | 乾いた時にしっかりカールが出やすい。 |
| 熱処理 | 基本的には熱処理は行わない。 | ロッドに熱を加えてカールを定着させる。 |
仕上がりの質感:ふんわり vs しっかり
デザインパーマは、湿っている状態、つまり濡れている時にカールが最も綺麗に出やすく、乾かすにつれて少しゆるやかになる傾向があります。そのため、スタイリング剤をつけながらドライヤーで乾かすことで、よりカールを活かした質感を作りやすくなります。
- 濡れている状態:カールがはっきり出る。
- 乾いていく途中:カールが自然なニュアンスになる。
- 完全に乾いた状態:ゆるやかなカールやウェーブ感を楽しむ。
この特徴を活かして、ふんわりとした優しい雰囲気のウェーブや、動きのあるカールスタイルを表現するのに適しています。スタイリング剤によって、ウェットな質感にもドライな質感にも変化させることができます。
対してデジタルパーマは、乾いた状態でもカールがしっかりと出やすいのが最大の特徴です。これは、熱によって髪の形状が記憶されるためです。そのため、パーマをかけた直後のようなしっかりとしたカールを、自宅でのスタイリングでも再現しやすいのです。
施術方法:ロッドと薬剤の役割
デザインパーマでは、様々な太さや形状のロッドが使われます。ロッドの巻き方や配置によって、カールの大きさや方向を細かくコントロールすることができます。また、髪質やダメージ具合に合わせて、使用する薬剤の種類や強さも調整されます。
- ロッドの太さ:細いロッドで細かいカール、太いロッドでゆるやかなカール。
- ロッドの巻き方:毛束の取り方や巻き方向で、カールの表情が変わる。
- 薬剤の選択:髪の健康状態を考慮し、最適な薬剤を選ぶ。
スタイリストさんの経験と技術が、デザインパーマの仕上がりを大きく左右する部分です。カウンセリングをしっかり行い、なりたいイメージを具体的に伝えることが大切になります。
デジタルパーマは、専用のデジタルパーマロッドを使用します。このロッドに熱を加えながらカールを形成していくのが特徴です。薬剤を塗布した後、ロッドを温め、冷ますことで、カールが髪に定着します。この熱処理によって、髪の形状記憶力が利用されるのです。
スタイリングのしやすさ:再現性の違い
デザインパーマは、濡れている状態が最もカールが出やすいため、スタイリング剤をつけながらドライヤーで乾かす、いわゆる「握りながら乾かす」といったテクニックが有効です。少し手間はかかりますが、その分、自分好みのカール感に仕上げやすいのが魅力です。
| スタイリング方法 | デザインパーマ | デジタルパーマ |
|---|---|---|
| 乾かし方 | 握りながら乾かす、自然乾燥でゆるやかに。 | 自然乾燥でもカールが出やすい、乾いた髪にスタイリング剤を馴染ませる。 |
| スタイリング剤 | ムース、ワックス、ジェルなど幅広く対応。 | クリーム系、オイル系など、カールの質感を保つものがおすすめ。 |
デジタルパーマは、乾いた状態でもカールがしっかりしているので、スタイリングが比較的簡単です。髪を乾かした後、毛先にスタイリング剤を揉み込むだけで、パーマをかけたてのようなカールを再現しやすいのが大きなメリットと言えるでしょう。
持ちの良さ:パーマの持続期間
デザインパーマの持ちは、髪質や施術方法、日頃のお手入れによって変わってきますが、一般的にデジタルパーマよりも少し短めになる傾向があります。特に、ゆるやかなウェーブやニュアンスカールなどは、時間の経過とともにカールが取れてくることがあります。
- パーマをかけた直後:カールがしっかりと出る。
- 数週間後:カールが少しずつゆるやかになる。
- 数ヶ月後:カールが取れて、パーマをかけ直したくなる。
ただし、しっかりとカールを出すようなデザインパーマであれば、比較的長持ちさせることも可能です。スタイリングの仕方や、パーマ用のシャンプー・トリートメントを使うことで、持ちを良くすることもできます。
デジタルパーマは、熱によってカールを形状記憶させているため、デザインパーマよりも持ちが良いと言われています。適切なケアをすれば、数ヶ月間しっかりとカールをキープできる場合が多いです。そのため、頻繁にパーマをかけ直すのが難しい方や、常にしっかりとしたカールを保ちたい方におすすめです。
ダメージについて:髪への負担
デザインパーマでは、一般的に「1剤」と呼ばれる薬剤で髪の形状を変化させ、「2剤」でそれを固定します。1剤の強さや塗布時間によっては、髪にダメージを与える可能性があります。しかし、最近の薬剤は進化しており、髪に優しいものが多く使われています。
- ダメージを抑えるための工夫:
- 低アルカリ性の薬剤を使用。
- トリートメント成分を配合した薬剤を使う。
- 施術時間を短縮する。
デジタルパーマは、熱処理を行うため、髪の水分が失われやすく、ダメージを感じやすいという側面もあります。しかし、最新のデジタルパーマ機器や薬剤では、髪への負担を軽減する工夫がされています。
デジタルパーマの熱処理は、髪のタンパク質に影響を与える可能性があります。そのため、施術前後のトリートメントケアが非常に重要になります。髪のダメージが気になる場合は、美容師さんとよく相談し、髪の状態に合った施術方法を選んでもらうことが大切です。
どんな人におすすめ?:なりたいスタイル別チョイス
デザインパーマは、ふんわりとしたナチュラルなウェーブ、毛先だけをカールさせたい、動きのある無造作ヘアにしたい、といった方におすすめです。スタイリング剤で質感を調整したり、乾かし方でカール感をコントロールしたい、という方にぴったりです。
例えば、以下のようなスタイルはデザインパーマが得意とするところです。
- ゆるやかなウェーブで、柔らかな印象にしたい。
- 前髪や顔周りの毛先だけ、自然なカールが欲しい。
- ブローやスタイリングで、色々なカールを楽しみたい。
デジタルパーマは、乾いた状態でもしっかりとしたカールをキープしたい、毎朝のスタイリングを楽にしたい、パーマの持ちを重視したい、という方におすすめです。パーマをかけたてのような状態を長く楽しみたい方に最適です。
具体的には、以下のような方にはデジタルパーマが向いています。
- コテで巻いたような、くっきりとしたカールが欲しい。
- 朝、髪を乾かすだけでカールが決まるようにしたい。
- ロングヘアで、毛先までしっかりカールをつけたい。
デザインパーマとデジタルパーマ、それぞれの特徴を理解することで、あなたの理想の髪型に近づけるはずです。どちらのパーマが合っているか迷ったときは、ぜひ美容師さんに相談してみてください。あなたの髪質やライフスタイルに最適なパーマを提案してくれるはずです。